獣医師さんのお話

動物病院で獣医師の診察を受ける犬と猫のイメージ写真
神奈川県厚木市で犬や猫の尿結石、腎臓病の治療に力を入れている、あおき動物病院・院長の青木獣医師にニャンプリングについてお話を伺いました。

Q1:nyanpling®︎の感想を教えて下さい

猫だけじゃなくて、犬の飼い主さんにもnyanpling®︎のサンプルを試してもらいました。「おしっこがとりやすい」って好評でしたよ。採尿器の大きさや形状もちょうどいいのではないかと思います。

 

Q2:nyanpling®︎のおすすめポイントを教えて下さい。

お家で猫ちゃんの採尿ができれば、動物病院に「おしっこだけ」でも持参してもらえれば、神経質で外出や病院が大嫌いな猫ちゃんの尿検査ができることです。

 

Q.pH試験紙について

おしっこは時間の経過で性状が変化してしまいます。排尿直後の新鮮なおしっこを、pH試験紙でチェックできるのは、とても良いことだと思います。pH値については「弱酸性」がよいとされていますが、シュウ酸カルシウムなど、pHに左右されない尿の疾患もあります。ご自分の猫ちゃんの普段の健康な時のpH値、具合が悪い時、泌尿器疾患を患っていた時などのpHを飼い主様が把握するのが大事かなと思います。

 

Q.写真の記録について

今はスマートフォンでもきれいな写真を撮れるので、排尿直後の尿色やpH試験紙の色、尿量を写真に残していただくのはいいことだと思います。おしっこは時間の経過とともに、どうしても色や性状が変化してしまいますので、排尿直後の「おしっこ記録」は、診察の参考になるかもしれません。ご自宅で採尿直後は、 獣医師の指示に従って、できるだけ早く動物病院に持参して 3ヶ月〜6ヶ月に一度は尿検査をしてもらいましょう。

猫ちゃんの性格やトイレの形状によって採尿がなかなか難しく感じる飼い主さんもいらっしゃると思います。でも自宅で定期的に採尿することで、飼育している猫ちゃんの「おしっこ」が普段どんな色なのか、量はどのくらいなのか、飼い主さんが把握することはとてもいいことだと思います。ただし、尿は時間と共に、結晶の析出や正常変化が起きます。また、尿の精度としては病院での採尿(方法にもよりますが)に劣る点もあります。過信しすぎず、健康な猫ちゃんでも、3ヶ月から6ヶ月に一度は定期的に病院でも検診しましょう。

 

あおき動物病院

院長 青木 大 獣医師

神奈川県厚木市長谷32ー2

 

犬猫用おしっこチェックセット「nyanpling®」